長年生きて来て、振り返るとお世話になった人、素敵な人、好きな人等は思い出しますが、嫌な人はと思うとあまり思い出しません。
居たと思うのですが、忘れてしまったのかもしれません。
人は生きていく時「あまり好きでないな」と思う人に会うと思います。
「気が合わないな」と思う人がいます。
きっと相手も同じように思っているはずです。
そんな時ウソを言うのです。
何かを言われた時、「ご助言ありがとうございます」とか「いいお話を聞かせていただきました」と言うのです。
本当は心にわだかまりがあっても言うのです。
ウソでもそう言うと相手の心は変わります。
また不思議なことに、ウソでも口に出して言うと、言っている自分も本当にそう思えるようになります。
自分も周りの人も幸せになるウソはドンドン言ってもいいのです。
「おべんちゃらを言っている」と言われてもいいのです。
私には高校時代からの友人が沢山います。
その中で大変な変わり者がいます。
独善的で、自己主張が強いので、あまり友人はいませんでした。
でも正義感は強いのです。
私も今だったら彼との間に一線を引いてしまうかもしれません。
でも高校時代、何かのキッカケで口をきくようになり、友人になりました。
全くタイプが違うと互いに認め合っているその友人から色々なことを学びました。
人と親しくなる環境は自分から作っていくもの。
時にはウソもいいです。
来月上京した時、彼と会うつもりです。
歳と共に冴えてきた彼の毒舌。
会うのが楽しみです。