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起業メンター日記

弱肉強食

今、ツナ缶が値上がりしているそうです。

海流の変化が原因だとか、外国でのツナ需要が高まり、各国のカツオなどの漁獲量が増えているとも言われています。

BRICsといわれる、ブラジル、ロシア、インド、中国等の人口が多い国の経済発展とともに、食需要が急激に高まっています。

マグロやサーモンの魚類ばかりでなく、肉、乳製品、ワインなどの需要が増えて、国際価格が高くなっていると言われます。

以前は食料輸出国だった中国は今は完全に食糧輸入国になっています。

現在食糧を輸出している国はアメリカやカナダ、オーストラリア等の大国が中心です。

一方日本はご存じのように食糧輸入国です。

農業を支援しても日本の食糧自給率は益々低下しています。

その中で日本が豊かな食生活を遅れているのは、過去の経常収支黒字よる対外的資産の蓄積、また円高による物価安のお陰です。

潤沢なお金で安く海外から必要なものが買えています。

その日本の経済は現在株安、債権高、円高というアンバランスな状況にあります。

いつ崩れるかわかりません。

日本の経済のバランスが崩れた時、一気に円安になる恐れがあります。

その時、食料品をはじめ物価は高騰するでしょう。

また日本ばかりでなく、世界中がギリシャやスペインの経済危機が高まると、世界経済へのい影響が甚大なモノになります。

私が心配するのはこれを契機に、世界中は少ない食料品や資源を奪い合う「弱肉強食」の時代に突入するかも知れないということ。

資源のある大国は排他的な政策や方針の「モンロー主義」をとるかもしれません。

世界は日本人が目指している「人に優しい国作り」とは真逆の「弱肉強食」に向かっていくのです。

また、食糧・資源を求めた戦争も起こる恐れも感じます。

優しいだけでは日本は「弱肉」になってしまいます。

6月の今月はギリシャの選挙、日本の消費税問題などがあり注目しています。

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