ある会議でのこと。
1つの議題について話し合いをしている時、久しぶりに参加した人が発言をしました。
その発言は明快で、言葉も心地よく、いい意見だなと思いました。
参加者からも「流石ですね」とおほめの言葉。
私も初めはそう思ったのですが、しかし話の内容を良く思い返してみると、具体的な論点がぼやかされ、発言した人が何をしたいのか、自分は何をするのかが抜けているのです。
問題点と方向性しか話していないのです。
問題点と、方向性は誰でも分かっていました。
それを美辞麗句を使い、話すことで素晴らしい話しをしたように思えてしまう。
具体的に何をしなければならないのか、自分もどう参加するのかを言う必要があります。
人は様々な人がいます。
口先の上手い人もいます。
本人は意識していないのかもしれませんが、上手い話し方が出来て、その人の意見に惑わされてしまいます。
参議院選挙も終わりました。
当選した議員さんも口先だけの人だったのか、しっかり見てゆきたいと思います。