先週、ある会計士さんの話を聞きました。
その話は会計士さんの本音です。
建前として1人で起業した時はしっかり事業計画を立て、稼ぎ、その結果である試算表を作り、次の仕事に生かすと言われています。
しかし、実際はある程度の事業計画書があれば、稼ぐことが大事で、如何に多くの利益を出すことが大事で、経理処理、試算表作りなどは二の次でいいと会計士さんは言います。
これには私も賛成です。
1人の時は売上を上げることが何よりも大事で、少しでも多くの利益を得ることです。
経理などは後処理で十分。
しかし、人を雇用した時は違ってきます。
誰がどのようにして、どこで売上を上げ、利益をどの程度出したかを知る必要があります。
そして対策を考え次の手を打ちます。
その時にバランスシートや損益計算書が必要になります。
またその時は経理も自社で処理し、試算表は遅くとも翌月7日までには作り、「結果検証と対策」が出来るような仕組みを作らなければなりません。
外部に経理を依頼すると、その月の試算表の出来上がりが翌月末、下手すると翌翌月になることもあります。
それでは意味をなしません。
税務申告するだけの試算表作りでしかなくなります。
人を雇って経営するには試算表は不可欠のモノになります。
1人で起業した時、経理は二の次で、営業に力を入れる。
次に人を雇用した時は、効率良い事業展開するために、自社で経理を行い、試算表を確認して「結果検証と対策」を繰り返し、全社的経営効率を図る。
それがトップの仕事です。