せっかくいい製品を開発しても、うまく売り出せないことがあります。
販路を探し、顧客探しをいても一向に売れない。
その原因はその製品が「いい製品」でも「欲しい製品」ではないからです。
このようなことは従来から言われてきたことです。
しかし人間という者はどうしても「自分は違う」と思いがちです。
私も今まで何種かの新製品を開発したり、その実用新案を取得したりしました。
大手会社に売り込んだり、「通販生活」などの通販会社に売り込んだりしましたが売れません。
しかし、ある程度のところでその営業活動を止めることができました。
製品も見本程度しか作っていませんでしたので、大きな実害はありません。
私は元々自分に対しての自信がない人間だと思っています。
時々、自分の頭の斜め上から自分を見るようにしています。
そうすることで、客観的に見て、これほど調査しても売れそうもないなら「売れないモノ」なのだろうと思えます。
反対に、自分に自信がある人は「これは間違いなく売れるとの思い込みが強く」なかなか諦めません。
また「自分にはこれを売るしかない」という思い込みに陥っている人も、抜け出せられません。
「成功するまで諦めないことが成功の秘訣」と言われます。
しかし、それは世の中のある程度の割合の人から求められた製品や商品だから言えることです。
受け入れられないモノに執着することとは違います。
起業の時、時としてこの執着心が起きやすいものです。
この「見極めする」ことは大事だと思います。