25日の土曜日18時から「大倉山ジャンプ競技会秋まつり」に行ってきました。
「札幌観光大使」の視察と懇親会を兼ねたモノです。私もとりあえず観光大使の一人です。
大倉山は90メートル級のジャンプ台です。
私は北海道に生まれ育ったのにもかかわらず、ジャンプを目の前で見たのは初めてです。
今はサマージャンプで、人工芝を敷いてその上から水を撒き滑りを良くして、雪の上と同じ様にします。
今回は舟木選手のジャンプも見ることが出来ました。
見学が終わり懇親会では北海道らしくジンギスカンです。
同じテーブルには、大手商社と電気メーカの北海道支社長、それと北海道の大きい印刷会社の会長と私の4人です。楽しく飲み食いしました。
その時、北海道支社長2人から、毎年設定する支社の売上計画の目標数字の話が出ました。
「高い目標を掲げ、一生懸命頑張っても、次の年はそれより高い数字を本社から要求される。ほどほどの数字を目標にしなければ大変だ。」と言います。
それに対して、印刷会社の会長も私も何も言いませんでした。
確かに、私も営業担当の時同じ様な考えでした。
でも今、経営サイドに立つと見方が違ってきます。
「会社発展の阻害要因」はこの考え方なのだなと思いました。
これを「自己保身だ」と言って責めることはなかなか出来ません。
その時に稲盛和夫さんが言っていたのを思い出しました。
「京セラがまだ小さな会社の時、先頭を走る大手会社に追いつくためには、マラソン競技を100メートル競走のような速さで走らないと、先頭集団に追い付き、追い越すことは出来ないと言って、全力で走ってきました。」
現場の責任者に、ほどほどの速さで走られては追いつきません。
社長がいくら怒っても解決しません。やはりそこには「仕組み」が必要です。
京セラではそれが社員の共通理念作りに必要な「京セラフィロソフィ」であり、「アメーバー経営」、そしてそれを浸透させるためのコミュニケーション作りの「飲み会」があってこそ、京セラは急成長したのではないかと思います。
人も会社も伸びる時には、「もっともっと」と言って伸びることが必要です。
この時に「ほどほど」と考えると、伸びるものが伸びなくなります。
人には皆、ここだと思う時は、なりふり構わずやり抜ける力はあります。
その時大事なのは、阻害要因を取り除く自分なりの「仕組み」なのではないでしょうか。