今日は私の銘肝録に書き留めている言葉として、ホンダ創業者の本田宗一郎氏が言った言葉を紹介します。
チャレンジ精神についてです。
「無我夢中でやるのがチャレンジ精神だと思ったら大間違いだ。失敗して痛い目にあって、苦しさも、悲しさも、大変さも、怖さも分かった。もう、自分を奮い立たせないと情熱は出てこない。それでもやる。それが本当のチャレンジだと思う」
「何かに挑戦しようと思いやってみましたが失敗しました。」はチャレンジ精神ではなく、失敗して、もう駄目だと思う時、それでも挑戦することがチャレンジ精神だと言うのです。
この言葉を知るまで私は誤解していました。
新しいことに挑戦し失敗したら、また別な事を挑戦する。次々新しいことに挑戦する。それをチャレンジ精神があると思っていました。
そうではないのです。
挑戦して挫折しそうになっても、挑戦し続ける姿こそチャレンジ精神というのです。
皆さんも「一生懸命やっているけれど、結果が出ない。もうダメかもしれない。」と思った時があると思います。
それを乗り越えてきたはずです。
昔に聞いた話ですが、人間は人生の中で「倒産」「大病」「刑務所に入る」の経験があると成功するというのです。ただし「刑務所に入る」時の罪は破廉恥犯ではありません。
これらも人生において大きな挫折の一つです。
それを乗り越えようとするところにチャレンジ精神があるというのです。
私の父を見てもわかります。その人生の中で仕事を拡大している時、いつもアップダウンの繰り返しでした。
辛い時は「人が出来て、自分が出来ないはずはない!」と言って自分を励ましていました。
そしてそれには及びませんが、私も今まで沢山の挫折を経験してきました。
これも皆さんもあることでしょう。
振り返って見ると、その挫折という節目がったからこそ今の自分があると思っています。