仕事をする時、常に決断が求められます。
素早く決断し実行する。その結果決断が間違えていればまた方向転換する。
経営はその繰返しです。
ダメなのは間違えているかもしれないと思っても、変えようとしないことです。
「朝令暮改」はいけないとか理由を言いながら、本当はカッコ悪いとか、面倒だとかの気持ちが変える決断を阻害しています。
昔は「朝令暮改」はダメだと言われましたが、経済環境の変化が激しい現在はしてもいいのです。
以前にも書きましたが、東京でホテルを開業した時、宿泊稼働率は大変悪く、20%台で低迷していました。
そこでそれまでのやり方を止めました。それからは新しいことへの挑戦の連続でした。
他のホテルがしていないことをするのは勇気が必要でした。
そのような時、若い頃父に言われた「間違いを正すに、はばかることなかれ」ということばが常に頭にありました。
間違えていると思えば、方針を大きく変えることが重要です。
最近もありました。
今運営しているレンタルオフィスも計画当初は必要以上にお金をかけたように思います。
でも、オープン後は思ったほどの入居がありませんでした。
その時すぐに運営方法を変え、コストのかからない仕組みに変えました。
規模小さいので苦労なく出来ました。
でも今思うと、「そのままも何とかなるだろうからと変えず続けていよう」と思っていたら、とっくに運転資金が無くなり、閉鎖していたでしょう。
私は自分の夢を実現しようとすると、どうしても「構え」から入って行って行く傾向にあります。
一般的に、男性はその傾向の人が多いのではないでしょうか。
でも実態と違っていればすぐ変える勇気は常に持っていましょう。
時としてカッコ悪く見えても、わかる人は理解してくれます。