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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

「知っている」ことと「出来る」こと

現在は当り前のようにインターネットを使って情報を得ることが出来ます。

簡単に情報を得ることで、いかに便利になったか毎日実感しています。

それでもパソコンが使えない人もいます。

パソコンを使える人とそうでない人との情報格差はますます広がって行くのでしょう。

その使えない人の為に代わって、パソコンでモノの購入や申込等をしてくれる人の存在も、商売として成立するようになるのかもしれません。

ただ、最近気になるのは、簡単に情報が手に入ることで怠惰になってきている自分です。

怠惰な自分を見て後悔することも多くなりました。

以前は、一つの情報を得る為に、時間を掛け、お金を掛けました。人にも会いに行きました。

例えばある情報を持っている人に会いに行くという行為は、電車で行くとすれば、電車の中での吊広告に面白い情報が書かれていたり、途中久しぶりに友人にあったとか、情報をもらう為に初めて会った人と気が合い長い親交が得られたなどプラスアルファがあります。

一つの情報を得る為に掛けた手間暇によって、目的以外のモノを得ることが出来ます。

行動するということは、目的以外の大切なことが得られることなのです。

それによって別の意味で豊かになっていきます。

以前ある教育者から聞かされた話があります。

今の子供たちは、周りに情報が溢れているから、色々な事を知っています。

例えば「お料理は出来ますか?」と子供たちに聞くと、した経験は無くても「出来ると思います。」と答えます。

「お裁縫でハサミはうまく使えますか?」と聞くと、した経験は無くてもまた「出来ると思います。」と答えます。

この話を聞いた時、実際にした経験が無いのにもかかわらず、知識としてしているだけで、出来ると思っていることへの怖さを感じました。

現在の情報社会では大人も同じような状況ではないでしょうか。

情報をインターネットで知っただけで自分は何でも知っていると思い、何でも出来る様な気になっていないでしょうか。

「体得」とは文字通り「体を使って得る」ということです。

今私達が必要なのは外に出ることです。

自宅で仕事をしたり、内勤の仕事が多い人は意識して外に出ましょう。

そしてリアル体験をしましょう。

それにより知識が深まり、人としても厚みが増します。

今日のブログは自戒の意味で書きました。

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