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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

公私混同

私の会社は家具工場です。

木の端材が沢山出ます。

ある時、1人の社員が器用に木の端材でお地蔵様をカッターナイフ一つで彫っていました。

工場では昼休みの他に10時と15時に15分ほどの休憩時間があります。

彼はその時間にコツコツ掘っていたのです。

そのお地蔵様は高さ3cm×幅1.5cmの大きさで、とてもかわいくて、1つもらいました。

それをストラップとして携帯に付けていると、大変評判がいいのです。

(運もいいのです)

作ってくれた彼は趣味でイラストも書き、造形感覚も優れた人です。

図面も下絵も無しで、小さな端材に直接カッターナイフで彫り込んで行きます。普通の人には出来ない才能です。

彼の普段の仕事はNCルーターのオペレーターで、図面通りに機械で木を刻む仕事です。

その仕事は慣れれば彼でなくても誰でも出来ます。

彼の本来持っている才能を生かす仕事ではありません。

そして、彼の才能を生かす仕事は今の工場にはありません。

一方、彼は自分の才能を特別なモノと思う気持ちは持っていないようでした。

私は普段から彼のイラストや彫刻を見ていましたので、その造形感覚や技術の高さは素晴らしいモノがあると思っていました。そして才能を別な方面で生かすことが出来ればと考えていました。

半月前に私の持っているお地蔵さまを見た人が欲しがりました。一緒にいた人も欲しがり、結局合計10個ほど欲しいということになりました。

彼の才能を求めてくれる人がいて、それもお金を出してでも欲しいと言う人がいるのです。

金額は支障があって言えませんが、それなりのものです。

彼に依頼しました。仕事ではなく彼の趣味の延長としてです。(勿論マージンは取りませんよ)

ここで問題が起きました。

私は彼の副業として、自宅でお地蔵様を作ることは問題ないと考えています。

社内規定にも副業を禁止する項目はありません。

しかし彼の直接の上司は筋が通らないという主張です。

彼に仕事を依頼するのは会社を通すべきだと言うのです。

公私混同というのです

私の考えは違います。

会社は社員1人1人と向き合い、その人それぞれの特性を生かす努力をしなければならないのです。

しかし残念ながら会社にその特性を生かす仕事が無いのなら、その特性を生かす方策やチャンスを考えるべきと考えます。

社員は会社の所有物ではありません。

そして万が一にも、将来その社員が会社を離れることがあっても、自分の才能に気付き、それを生かせる術を知っていれば仕事は色々あるのです。

人を生かすということについて考えてみました。

このお地蔵様を写真添付しました。宜しければご覧ください。

そしてお地蔵さまのご感想もいただければ嬉しいです。

お地蔵様1
お地蔵様2

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