今日はパートナーについて書いてみます。
パートナー探しと言えば結婚でしょうか。
良き伴侶を得ようとしますが、よき伴侶とは何かという問題があります。
しかしほとんどの人は理屈で考えるより、心・感情で相手を選びます。
その結果、結婚してから思わないことも起きるのです。
要は「心構え」だと思います。
三輪明宏さんが言っていました。
「恋愛は夢。結婚は現実。結婚式は夢から現実への儀式です。」
結婚式はこれから始まる現実生活への「心構え」の儀式なのでしょう。
もう一つ重要なパートナーは会社で言えば社長に次ぐナンバー2の人です。
一般的には副社長や専務という地位にあるかもしれません。
時には参謀的な役割をしますが、参謀は指示命令権を持たないですから、厳密には違います。
昔の武将で言えば秀吉と弟の秀長の関係。
現代では本田宗一郎と藤沢武夫、松下幸之助と高橋荒太郎・井植歳男等の関係でしょうか。
パートナーとしての心得は参謀の心得に似ています。
司馬遼太郎の本「坂の上の雲」で東郷平八郎が参謀である秋山真之に対し、参謀たる者の心得を説いています。
「参謀の要務というのは、円転滑脱として上と下との油にならなければならない。功名を断じて顕してはいけない」
即ち上下間に入って円滑になるよう油のような役目をし、決してトップに代わって名を上げようと思わないことです。
野心のあるパートナーと組むと会社が乗っ取られてしまします。
会社でも社長とパートナーとしてのナンバー2との関係も結婚と同じように「心構え」が必要なのです。
有能なナンバー2ほど野心が強いと思われます。