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起業メンター日記

「君の椅子」プロジェクト

今朝は朝食会と称した勉強会がありました。

毎月開かれる勉強会ですが、今月は「君の椅子」についてのお話でした。

「君の椅子」という活動は「誕生する子供を迎える喜びを地域の人々で分かち合いたい」という思いから、2006年に始められました。
 
小さな椅子1つ1つに名前と生年月日・シリアルナンバーが刻まれ、生まれた赤ん坊にプレゼントされます。

現在は北海道の東川町、剣淵町、愛別町が参加しています。

今日の講師は元北海道副知事で現在財団法人北海道文化財団の理事長をしている磯田憲一さんです。

磯田さんは「君の椅子」プロジェクトの代表でもあり、また旭川大学の客員教授でもあります。

磯田さんは数年前、大学のゼミの時に学生から「子供が生まれると花火を上げる町がある」という話を聞きました

そこで旭川では何が出来るかと考えたそうです。

旭川⇒家具の街⇒子供の誕生を喜ぶモノは何?⇒子供の椅子とつながったそうです。

「君の椅子」の「君」という呼称を付けた理由は、赤ん坊と言えども1人の人間として人格も人権もあることを強調したかったからです。

現代は悲しいことに子供への虐待やイジメ、それによる自殺が増えています。

そのような事がないようにとの思いで、子供へ「君の椅子」をプレゼントするプロジェクトが誕生しました。

「生まれてきてくれてありがとう。君の居場所はここにあるからね」というメッセージが込められています。

このプロジェクトは最初は旭川市からと思ったそうですが、人口が多く予算の問題で、旭川市は参加しませんでした。

そこで近くの東川町が最初で、その後愛別町、剣淵町が参加しています。

生まれて100日経った頃に町長やグループの代表が訪問して手渡ししています。

2006年から始まってますが、毎年デザインが違います。

色々な一流のデザイナーと家具職人が作る手作りの椅子です。

ある3人の子供がいる家庭ではデザインの違う椅子が3つあり、それぞれが子供の居場所になっているそうです。

このプロジェクトの延長で今検討されているのは、3月11日の東北大震災が発生した日に生まれて来た子供達へ椅子を送る「希望の君の椅子」計画があります。

今計画進行中です。

現在「君の椅子」プロジェクトでは3つの町がプレゼントしていますが、個人的にプレゼントとしたいという声も日本中からあり、「君の椅子倶楽部」というものが出来ました。

それに参加すると可能です。

ご興味のある方はホームページを見てください。

「君の椅子」プロジェクトのホームページ
http://www.asahikawa-u.ac.jp/page/kiminoisu_project.html

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