でも、アイディアだけでは無理なのです。
アイディアがありそれを具体的に作り出し、それを売って利益を得る。
これが1サイクルです。
アイディアだけではいくら優れていても単なる絵空事。
そのようなアイディアだけを持っていて、後で誰かがそれに似たようなアイディアでヒット商品を出すと、「実は以前から私が考えていたことなんだ」という人が時々います。
それは何の意味も持ちません。
実際に素晴らしいのは思い付きのアイディアだけで終わるのではなく、それを具体的に製品として作り出し、それに付加価値を付けて商品として売り出すこと。そして実際に売れることです。
昨日東京の知人が来社されました。
色々のお話しの中で、いま彼女が商品化に取り組んでいる製品について語ってくれました。
「キエルーフ」という布製品でこれは制菌と消臭の二つの効果があるそうです。
これをバンダナやハンカチ等の商品にしていますがまだ需要が出てきていません。
知人の女性はこの「キエルーフ」の性能・効能に共感し、これを開発した会社の支援をするために、新しい商品を開発しようとしています。
新しい商品を探るため、色々な会社を訪問しているのです。
話を聞いていると、何とかこの会社を成功させたいという意気込みが感じられました。
1つのアイディアを考え出し、製品にすることは何とか1人でも出来ます。
しかし、それを商品として売り出し、収益が上がるまでは大変です。
1人で起業し、資本も人もいない中、いくら頑張っても限度があります。
すぐれたアイディアがで製品化しても、多くの起業家が挫折していく例は多くあります。
それは付加価値のある商品になっていないからです。
必要なのは先ほどの女性のようにその製品に惚れ込んで、一緒に広めてくれる同士を作って行くことが大変重要になってきます。
単なるコンサルタントではなく、一緒に広げていく同士と言える支援者が必要なのです。
昨日は起業者にとって支援者がいるということの重要性をを改めて感じました。