多くの人は無駄なモノを買わないようにしようと思います。
価格の高いものであれば、本当にいいモノなのか、宣伝していることは本当なのだろうか、愛着を持ち長く使えるだろうかを考えます。
「買って後悔しないのか」が大きなポイントです。
その為に雑誌を見たり、インターネットでそのモノの評価を探したりします。
モノを買うのとは違いますが、先日は「食べログ」での投稿が問題になりました。
となるとインターネット上の評価もあまり当てになりません。
やはり身近の知人の評価を一番信頼することになります。
同じようなモノを買ったことがある人に聞くことで、そのモノへの評価が大きく左右されます。
しかし、もしも知人の中にも買った人がいなければ、どうします?
最終的には「エイ!ヤー!」と言って思い切って買ってしまうのかもしれません。
皆さんもその様なことは経験したことがあるのではないでしょうか。
モノを買おうとする時、多くの人はそのように悩んでいます。
ところが今度自分が売り手になった時、その買い手の思いを忘れている人が多いようです。
お客様は悩んで悩んで買うその気持ちを思いやることなく、接客している人がいます。
折角高いモノを買おうとしているのに、安いものをすすめたり、その店の売り筋を押しつけたりします。
悩んでいるお客様がお店に来た時は、その気持ちをそのまま受けることが大切です。
「なかなか決められないですよね。」と一言言葉を掛けて上げるだけでお客様の心をつかむことが出来ます。
「あなたの味方」「あなたの良きアドバイザー」という思いをお客様が感じていただければ、仕事はスムーズにいきます。
お客様はモノを買う時、自分は「間違いない選択をした」と思いたいのです。
その時「いい選択をしましたね」と背中を押してくれる人が欲しいのです。
お客様が買うか買わないか迷っている時は、買う気持ちが8割以上あるのです。
その時あなたの判断は間違いないですよと言っていもらうと安心して買います。
勿論その時売り手は、本当に知識と経験が豊富でなければ信頼は得られません。
このようなのとはすべての商売で言えます。
なじみの店とは良きアドバイザーがいる店であり、結果、足しげく通うことになるのでしょう。