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起業メンター日記

孤独死

最近新聞やテレビの報道で「孤独死」がよく取り上げられています。

何週間も発見され無かったケースも多いです。

寂しい思いをされて無くなった人もいたでしょう。

この孤独死の事が私達夫婦で話題に出ました。

子供達が家を出て、夫婦2人その後1人になった時、やはりそうなるのかもしれません。

私達が話したのは「夫婦2人で暮らし、その後1人は暮らす」というのはその人の生き方だということです。

可哀そうだから老人ホームの様なところで暮らす方がいいと言われても、本人にとっては独自に暮らしたいと思う人も多いはずです。

私は「孤独死」という言葉も好きではありません。

それは周りの人が付ける言葉で、本人にとってはひっそり死んでいくという感じの人もいるかもしれません。

昔話です。

あるところに仲のいい夫婦がいました。

ある寒い冬の夜、道に迷った旅人が一晩の宿を求めて来ました。

心優しいその夫婦はその旅人を家の中に入れ、精一杯のもてなしをしました。

翌朝天気も晴れ旅人が旅立つ時、こう言いました。

「私は神様です。あなた達2人は心優しさしい人です。お世話になったお礼に何か望みをかなえて上げよう」と。

夫婦は考えました。

そしてこう言いました。

「特に欲しいものはありません。ただ出来ることであれば、夫婦一緒に死なせて欲しいのです。」

神様は分かったと言って家を出ていきました。

それから何年も経ち、2人は年老いてきました。

ある日庭に出ていると、お爺さんが急に倒れ死んでしまいました。

それを見ていたお婆さんは「神様にお願いしたことを思い出し、もうすぐ私も死ぬのですね」と言いた時、倒れ死んでしまいました。

2人の死んだところに2本の樫の木が生えました。

このような昔話を聞いたことがあります。

私にとっての理想的な死に方かなと思って覚えていました。

今、社会的問題になっている「孤独死」を揶揄するつもりはありませんが、別の考えもあるということを書いてみました。

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