2日間、先週開催されました盛和塾世界大会のことを書きました。
今日はその最後になります。
世界大会の時の経営体験発表者の話です。
稲盛さんが「常に切磋琢磨して、昨日より今日、今日より明日良くなるように努力しなければならない」言います。
また時に「足るを知りなさい」とも言われます。
それは相反することで矛盾することではないかとと稲盛さんに問うたことがあったそうです。
それについて稲盛さんはこう話されました。
「あなた、だからダメなんです。理解していません。
『足るを知る』と言うことは、現状に満足しなさいと言っている言葉ではありません。
上手く行かない時、文句言ったり、愚痴ることなく、『感謝する』という意味です。
感謝しながら、常に誰にも負けない努力をし、心を高め、会社を向上させることは大切なことです。」
私もこの話を聞いて「成程!」と理解できました。
今、「足るを知る」と言う言葉を使って、現状に甘んじている若者が多いように思います。
必要なのは、足るを知って感謝しながら、努力する向上心ではないでしょうか。