よく「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」という言葉が使われます。
専門職の人を「スペシャリスト」と言います。
総合職の人が「ゼネラリスト」です。
「ゼネラリスト」は広い範囲の知識が求められます。
一方「スペシャリスト」は専門の深い知識が求められます。
しかしその深い知識を求めるということは、それに関連する知識・情報も追求し学ばなければなりません。
それを避けては本当の「スペシャリスト」「職人」とは言われません。
それは深い井戸を掘るのに似ています。
深い井戸を掘るためには、幅の狭い穴では無理です。
周りを広げ、幅を広げていって、初めて深い井戸が掘れるのです。
それと同じです。
一時的には「オタク」と言わる専門職も、そのままでは行き着くのは浅い穴を掘るだけで終わりです。
幅を広げるのに他の分野の勉強もします。
結果「ゼネラリスト」に近い「スペシャリスト」が生まれ、リーダーとしての力も発揮できます。
ノーベル賞を取られた山中教授の話を聞いてそんなことを考えました。