この会社は急成長していて、以前成功事業例として新聞でもよく取り上げられていました。
そこの社長がTwitterで暴言を吐いてヒンシュクを買っているというものです。
その会社の品物を買うと送料がかかるので、実質価格が高くなり、詐欺みたいだということをある人がネットで書いたようです。
それに対して、「タダで商品が届くとでも思ってるのか?お前のような感謝の気持ちを持たない奴は二度と注文しなくていい。」という社長の反論でした。
私はネットのニュースで見ただけで、詳しいい状況はわかりませんが、社長が絶対吐いてはいけない言葉です。
どんなにお客様から罵声を浴びさせられ、悔しくても口にしてはいけない言葉というのがあります。
その通販会社は衣料品の通販でダントツの実績を上げていたのが、アマゾンもその分野にも入り込み、顧客が奪われているというのが背景にありそうです。
アマゾンは送料が無料というところが強みです。
そのアマゾンに押されて業績が下がって、つい感情的になって発した言葉でしょう。
「ネットでモノを買った場合、買い手がその送料を負担する」というのは今まで当り前のように思われていました。
その当り前の送料負担が無くなれば買い手にとっては実質安くなったようなものです。
以前「Free」という本が評判を呼んでいました。
何で利益を上げるか、その為に何を無料にするかが重要なポイントです。
アマゾンには本の送料を無料というビジネスの形は元々ありました。
送料を無料にしても利益が出る仕組みが出来き上がっていたのです。
しかし先ほどの通販会社にはそれが無い。
通販会社が改めて送料を無料にしても、利益が出るというビジネス形式を構築するのはそう簡単なことではありません。
この業界はある武器を持ってくれば簡単に乗り越えれるという「競争障壁」の低さが、他業界からの参入を許してしまったのでしょう。
勉強になる事例です。