先日、作家の伊集院さんがテレビで「若い人は早いうちに『理不尽』なことは経験するべき」と言っていました。
なるほどと納得しました
同時に、これはとても重要なことだと思います。
世の中全ては自分に都合のいいように動いていません。
また全てがルール通り、決められたように、時には自分が正義と思った通り動いていません。
そして、自分がやりたいと思ったこと、正しいと思ったことが実現出来るとは限りません。
一方、家庭や学校は「理不尽」なことが排除された世界です。
純粋培養な状態で育て、「理不尽」なことは見せようとしません。
でも、そのまま子供が社会に出た時、最初にぶつかるのが「理不尽」なことです。
この世の中は時として「理不尽」なことばかりと思えることもあります。
でもその理不尽さは人を鍛えます。
そしてそれに対する耐性が有るか無いかで世の中の見方も生き方も変わってきます。
草食男子とかオタクと言われる人達はその「理不尽」な世界から逃避しているのかもしれません。
「子供を大事に育てること」と「過保護に育てること」とは似ていますが違います。
私は大事に育ててもらいましたが、過保護ではありませんでした。
改めて親に感謝しています。