ある本を読んでいたら、土地の面積の単位の成り立ちについて書いてありました。
日本では面積を表す単位として「坪」が今でも使われています。
1坪は約3.3平方メートルです。
300坪で1反(たん)です。
昔は360坪で1反だったそうです。
田んぼ1坪で1人が食べる1日分のお米が収穫出来たそうです。
ですから1反は約1年分のお米を作ることが出来ることになるのです。
昔の人は、人が1日に食べるお米の量で土地の面積の単位を考え、それを「坪」を定めたのです。
ただ人によってお米を食べる量が大いに違います。
戦国時代は1人1日7合食べたと言われ、庶民は5合だとのこと。
若干あやふやなところはありますが。
ところで、1合で2杯になりますから5合でも10杯。
おかずが少なかったので、お米だけで頑張っていたのですね。
現代は1人1.5合しか食べません。少なすぎます。
尚、1反が360坪から300坪になったのは、豊臣秀吉が行った太閤検地の時に、年貢米を多くするために変更されたようです。
大増税です。
改めて日本は「米」が生活の基本だったのだと認識させられました。