ネットを見ているとアメリカのヤフーが社員の在宅勤務を禁止すると発表したようです。
このことでネット上では色々な意見が飛び交っています。
アメリカでは在宅勤務が増えていて、05年からの6年間で73%も増加したと言う情報もあります。
日本でも「ノマド」という特定のオフィスを持たないで仕事をする人も増えています。
1人経営の場合は「ノマド」でもいいでしょうが、会社となるといろいろ問題もあるようです。
ヤフーは在宅勤務廃止について「現時点でヤフーにとって何がベストかという問題だ」とするコメントを出しています。
時間と場所に束縛されず、自由に仕事をしたい。
成果を出せばそれでいい。
そのような考えもあるのでしょう。
でも「成果を出させばそれでいい」という考えには私は少し違和感を感じます。
会社の目的はただ単に利益を上がればいいというのではないはずです。
社員に対しても単に成果・結果を出せばいいというのも違います。
以前日本の会社でも採用していた「歩合制」という営業の成果に見合った手当を出すという給料制度がありました。
今でもまだあるかもしれませんが、そのような会社は伸びません。
社員を会社の利益を出すための「道具」として使っているだけです。
会社は社員が働きがいのある職場作りに力を入れ、会社の生産性を上げてこそ永続的な利益集団になれるのです。
そういう意味でヤフーも当り前の会社になったのかと思っています。
IT関連の会社では目新しい、面白い職場環境を作っているところもあります。
でも会社はやはり基本を外してはダメなのだということがこのヤフーの在宅勤務禁止ということで再認識しました。