私が小さい頃、「人様に迷惑をかけないように」と親からよく言われました。
あまり出しゃばらないように育てられました。
「変わった子」と言われないようにするのです。
私達の世代は結構そのように育てられました。
テレビの公開番組でも、マイクを向けられて子供は恥ずかしがって逃げていました。
その後、「個性を大事に」という有名教育者達の言葉から「自由に生きる」ということが奨励されました。
「我がまま」と「自由」、「利己主義」と「個人主義」の違いも教えられないまま育つと、謙虚さが無くなります。
「恥ずかしがり」と「謙虚」は違いますが、自分を恥じるという気持ちがあると謙虚さが生まれます。
「実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな」
今回の猪瀬東京都知事の言動を見てそう思いました。