人には長所と短所があります。
子供が小さい頃は、親は子供の短所が気になり直そうとします。
本当は短所でないのに、短所だと思って直そうとすることもあります。
私が子供の頃、左利きの子供が、無理やり右利きにされようとしているのを見たことがあります。
その子はいつもイライラした子でした。
親が強制することで精神的に辛かったのでしょう。
左利きでも将来は素晴らしいサウスポー投手になったかもしれません。
短所と思うことが、実はその子の長所だということがあります。
先日小さい男の子が道路際の草むらのところに座り込んでジッと何かを見ていました。
アリ等の虫がいたのかもしれません。
その子のすぐ傍に母親らしき人が何も言わず黙って立っていて、その子がしているのを見ています。
そして子供の上に日傘で影を作って、暑さから守っています。
それを見て「いい光景だな」と思いました。
その子は将来ファーブルのような昆虫学者になるかもしれません
そのような親とは反対に、子供が歩いている時、何かに興味持っても無理やり引っ張って行く親もいます。
子供が興味持ったことを親の判断でその良し悪しを決めるより、我慢強く暫く見守る。
それも大事な教育でしょう。
また、子供が小さい頃は、その子の長所・短所は早い時期から決めつけない方がいいと思います。
短所と思われることが、実は長所となる事例が沢山あります。
長所が見つかればそれを伸ばして上げる。
長所が伸びることでその子が評価され、もしかしたらその子の短所は人間味としての評価に変わるかもしれません。