今回は「我が経営を語る」と題して、葬儀社「セリオむすめや」社長の三澤さんのお話しでした。
お話を聞くと、葬儀社といえどもサービス業として努力されています。
葬儀と言えば、縁起が悪いと捉えられがちですが、人は必ず死ぬことになっています。
「セリオむすめや」の社員はそれを後ろ向きに捉えるのでなく、積極的営業をしているそうです。
各地域の町内会との交流、ゲートボール大会やパークゴルフ、時には旅行会のお手伝いもするそうです。
また、「セリオむすめや」は色々なアイディアを出し、お客様サービスをしています。
その一つは「セリオメール」というものです。
知人に不幸があると、皆さんは喪主宛てにNTTの弔電を打つことが多いと思います。
NTTの弔電には色々な種類があります。
刺繍付きとか漆塗りとかあり、数千円と結構高いものになります。
「セリオむすめや」では葬儀をしていただいたお客様への弔電を自社HPからメールで受け、それを専用の台紙に付け、ご遺族に届けるものです。
台紙もいいモノを使いますが、全て無料です。
このようなサービスは「セリオむすめや」だけのサービスの様です。
将来このようなNTT弔電に代わる「メール弔電」を各葬儀社で用意し、それにアクセスして利用することが出来れば革新的なサービスになりそうです。
「セリオむすめや」では「私小説」と題する遺言書の様なモノを用意しています。
自分の「プロフィール」「子供・学生時代の思い出」「現在の思いや近況」等を書き、その他「介護の希望」や「葬儀の方法」等のこれからのことも書くようになっています。
勿論、財産のことも書きます。
これを一冊書くと自分を棚卸をするようです。
現在の日本の死亡率は人口当たり0.75%位で、札幌・全国でも同じような数字だそうです。
これから高齢化社会を迎え、ゆくゆくは1%になるでしょう。
私も近いうちにこの「私小説」で自分を棚卸してみたいと思っています。
参考:
「セリオむすめや」HP:http://www.musumeya.co.jp/index.html