二宮金次郎といえば、その銅像は小学校の校庭に立っていました。
のちに二宮尊徳と呼ばれた人です。
私が二宮尊徳に興味を持ったのは、内村鑑三が書いた「代表的日本人」を読んだ時でした。
その後、「二宮翁夜話」も読み、経済人としての二宮尊徳を知りました。
その二宮尊徳の残した言葉に「道徳を忘れた経済は罪悪である。経済を忘れた道徳は寝言である」というのがあります。
金儲けに走り、「法律さえ犯さなければ何やてもいいだろう」と言う考えで商売をしている人がいます。
また一方、「一生懸命頑張るより、楽しく暮らせればいいだろうと言う人もいます。
どちらも、今の時代にある風潮です。
それを諌めた含蓄ある言葉だと、私は思います。
「代表的日本人」「二宮翁夜話」は一読を薦めます。