現代は、SNSなどのコミュニケーションが盛んです。
その中には、人を中傷したり、フェイクニュースを流す者もいます。
SNS以前にもテレビや新聞、そして週刊誌などのマスコミも時として、偏向ニュースを流したり、興味本位のことを大袈裟に取り上げたりしてきました。
私たち一人ひとりが、しっかりとした認識を持ってそれに向かわなければ、流されてしまいます。
芥川龍之介が書いた文章があります。
「与論(世論)は常に私刑である。私刑は常に娯楽である。
与論とは私論の集積である。だからこそ、それは時には『民意』という名で社会を動かす力となる。
だがそれゆえに、作用する方向が歪めば、実に低劣でおぞましい私刑を生み出す。
私刑は時に憤まんやるかたない大衆の娯楽として機能する。」
まるで、今の時代を言い表しているようです。