朝、担当の人が来て、駐車場のシャッターを開けるのですが、照明を点けてくれません。
以前はそうでなかったのです。
仕方がなくヘッドライトを点け進みます。
昨日担当者に、暗くて「事故る」可能性もあるので照明をつけてくれるよう依頼しました。
担当者は「経費節減のため8時からしか照明は点けません」と言いました。私はいつも7時頃行きます。
私は「事故る」可能性を考えると、電気代の方が安いよと言ったのですが拒否されました。
彼の経費節減をするという信念は強く、それはいいことでもあり、私はそれ以上言えませんでした。
私の父は現役の時、経費の節減について口うるさく、その伝統は会社の中に残っています。
電気については勿論、裏紙利用、長電話禁止等ありました。
ただ目に付く経費については口うるさいかったのですが、時間等の見えない経費には少し無頓着だったかもしれません。
照明についても無駄な照明は消した方がいいのです。電力不足の時の今は特に大切なことでしょう。
でも、サービス業等お客様商売のところでは、それも限度があると思います。
あるホテルの社長は電気料金節約のために、日中お客様が少ない時ロビーの照明を3分の1程度にするように指示しています。
ですからそのホテルに行くと、常に暗いイメージしかありません。
「ホテルは少し暗い方がゴージャスに見える」とその社長は言いますが、それならそれなりの照明計画に基づいて設置されれば良かったのですが、お客様の目には単に「節約」としか見えません。
参考までに以前私が調べた電気料に関しての数字を教えします。
事務所などの照明で使われている長い蛍光灯は1台40Wが2本付いています。
5年ほど前に北海道電力で調べまたところ、電気使用料は蛍光灯1台当たり1時間使用して1円30銭でした。
10台設置されているところでしたら、13円、10時間で130円。
これを「高い」と思うか「安い」と思うかです。
経費の節減と営業効率、商品アピール等を考え、経営トップが総合的に判断することは大事です。