私は平成22年2月に稲盛さんがJAL会長に就任してから、JALに関する新聞記事が出ると切り抜き、保管しています。
今年の4月から9月までの中間営業利益が1061億円となり、今期の目標営業利益757億円をすでに突破したようです。
その為、今期通年営業収益を1400億円に上方修正しました。
ANAの中間営業利益は501億円ですから、JALの1061億円は如何に大きいか分かります。
そのJALも格安航空事業に参加すると言われています。
稲盛さんは格安航空事業(LCC)に参入したことについて次のように述べています。
「低料金でお客様を乗せるLCC事業は厳しいと思っていました。でも、LCCの勉強もしないといけない。ジェットスターからお誘いがあったので、主導権を持つのではなくて、勉強を兼ねて参入を決めました」
どちらかというと格安航空事業には否定的です。
先日上京した時、いつもはJALを使うのですが、いろいろ事情がありスカイマークを利用しました。
スカイマークを使って第一に思ったことは、「遅れる」ということです。
千歳空港発が45分遅れ、最終的には1時間遅れになりました。
また帰りの羽田発も10分遅れが20分遅れです。
電光掲示板に表示される各航空会社の出発予定時間が、スカイマークだけが遅れた時間で表示されています。
今回の私はビジネスではなかったので、少しくらいの遅れは気になりませんでした。
でも、時間で動くビジネスマンにはこの遅れは致命的です。
1時間も遅れると仕事になりません。
この時間の不確かさはお金では換えられません。
やはりJALなりANAを利用する方が確実だという思いになります。
格安ということはそれなりの覚悟が必要でしょう。
スカイマークからは「出発時間が遅れたことに対し、心よりお詫び申し上げます」というアナウンスが流されますが、その声が空々しくなるほど、遅れは多いです。
逆を言えば、安くて時間に正確であれば格安航空会社は伸びるのでしょう。
これからの航空会社の競争に興味があります。