先週14日に伊予灘を震源とする地震がありました。
11日は東北の地震から3年経った時ですから、またかと思いました。
この伊予灘付近も昔から地震があったそうです。
東海・東南海・南海連動型地震もいつ起こりかと不安視されています。
日本人は過去長きにわたって地震、津波等の大災害に会ってきました。
それでも、いつまでもその悲しみに引きづられては生きていけません。
その度に復活をなしていました。
多くの人が死に、悲しみに溢れていたのをその都度克服してきたのです。
そのような大きな悲しみを何度も体験してきた日本人の心と、仏教の無常観というものが強く結び付いてきたのではないでしょうか。
またそのような無常感が強くある日本人だからこそ、自然を身近に感じ、親しみ、その中から日本独特の文化も生まれてきました。
先の戦争で原爆に会い、大空襲にあって多くの人が死にました。
その悲しみを抱き、そして事実を忘れない中で、それに引きずられず、未来志向で生きて来たのは日本人独特の無常観があったからだと思います。
いい意味での「あきらめ」です。
「あきらめ」
それも生きる上で大切なことのように思います。