先週は3日から上京し、盛和塾世界大会に参加してきました。
今年は4488名の参加者。
海外はアメリカ、ブラジル、中国、台湾の他に初めて韓国からオブザーバーとして15名参加されました。
2日間にわたる大会は8人の経営者による「経営体験発表」の後、最後には稲盛和夫さんの「塾長講話」がありました。
今回は「思いは必ず実現する」と題して話されました。
内容を少し抜粋して紹介します。
「思う」ことは「考える」より大きな力を持つ。
「思い」は人間のあらゆる行動の源となっている。
夢のような「思い」が大きな動機となっていく。
「思い付き」は大事。
出発は「思う」ことから始まる。
「思い」の積み重ねが人格を作る。
それは、エゲツナイ「思い」を重ねる人はエゲツナイ人となる。
優しい「思い」を重ねる人は好い人となる。
「思い」の集積は人間の境遇・運命を作っていく。
そのようなお話でした。
またその他に、「利他を行う時には自己犠牲が伴う」という事も話されました。
経営者が利他の心で「全従業員の幸せを追求する」という「思い」には自己犠牲が伴います。
稲盛さん自身も社長の時は休みはなく、子供の学校行事に1度も出席できず、家族サービスは一切出来なかったそうです。
妻や子供たちに申し訳ないと思う気持ちを抱きながら、会社や社員優先となった生活でした。
それでも自分の仕事を理解してもらおうと、稲盛さんは夜遅く帰宅しても、その日会社であったことを奥さんに話したそうです。
それは自分がしていることを少しでも理解してもらおうとする気持だったのです。
そのようなご自分体験談を話してくれました。
最後に「他力の風」の話です。
宇宙には「他力の風」が流れています。
それを受けなければ何事も成功はしないのです。
そのために、よき良きことを思い、良き行いをするのです。
利己のことばかり考えていると自分の船の「帆」は穴だらけで、「他力の風」を受けることができません。
良きことを思い、良き行いをしてきれいな「帆」を上げてこそ「他力の風」を力強く受けることができるのです。
2日間の大会。
良き勉強をさせていただきました。