商売をする時、製造業は製品を作って売ります。
販売会社は商品を仕入れて売ります。
どちらの商売も現物があります。
現物があるから価格は決めやすいのです。
ところが現物がないサービス業は価格決めが難しいものです。
またどこまでが無料で、どこからが有料なのかの線引きもしづらい。
客寄せのためと思い、ついついお金をいただくべきところまでサービスしてしまう。
元来サービスの意味には無料と言う意味はありませんが、日本では「それくらいサービスしろよ!」と言われるように無料という意味があります。
でもそれでは売上に結びつきません。
弁護士や司法書士などの「士業」の人達は協会などで価格の取り決めがあり、価格提示しやすいです。
しかしそれ以外のサービス業は自分で決めなければなりません。
そしれ「価格」と「有料・無料の境目」は最低、自分で決めなければダメです。
「価格」は高めに設定するべき。
「価格」は下げることは出来ても、簡単に上げることは出来ません。
「有料・無料の境界線」を決めるにはまず、自分のサービスのキーポイントは何かを明確にすることです。
商品価値のあるそのキーポイントとなるサービスに導くために、導入部分でどこまで無料で教えるか、その範囲を決めます。
それともう1つ、常にブロクでもFacebookでも、何かを発信して自分を売り、その仕事では一目置かれる存在にすることです。
自分が一段上になってお客様と話を進めると、設定されたサービス内容にも納得していただけます。
先生と言われる立場になるのです。
お金を払うべきと思わせること。
稲盛和夫さんが言う「値決めは経営」
その通りです。