今日は「公私混同」について書きます。
「公私混同」の意味は「公のことと私的のことを混同する」ことです。
会社の物やお金を勝手に私することは禁じられています。
それが発覚すると懲戒ものです。
「公私混同」というとそれだけのことに思われがちです。
しかし逆のことも同様です。
例えば、会社の経費とするところを自分のお金で処理してしまうことも含まれます。
営業で使った電車代や飲食代を経費として処理するところを面倒だからといって自分のお金で済ましてしまう。
そうすると頭の中に「あの時の経費は自腹で支払いをしていた」と常に思っています。
ある日友人と食事した時、「この間、経費を自腹で支払ったから、この食事代は接待費として経費計上しよう」と思ってしまいます。
結果、私的費用なのに経費として請求します。
公私混同して、お金に対して感覚がルーズになっているのです。
社長は社員が公私混同をしないよいうに徹底しなければなりません。
しかし一方、社長自身も公私混同しないように努めなければなりません。
自分のお金を出資して会社の資本金としていると思うと、会社が自分のもののように勘違いしてしまがちです。
そのため、時として社員を私的な用事に使用したり、友人と遊んだお金を接待交際費として計上したりします。
これも公私混同です。
トップのしていることは常に社員に見られています。
社長は心しなければなりません。