昨日知人Aさんが訪ねてきました。
私より7から8歳年上の方です。
Aさんは今本を書いているそうで、その内容は高齢者の生き方の「あるべき姿」を書きたいそうです。
Aさんの頭にある理想の高齢者は稲盛和夫さんや三浦雄一郎さんです。
Aさんは自分の周りの人達が高齢者を年寄扱いしすぎることに不満を持っています。
年寄扱いされる「シルバーシート」も要らないし、「車の枯葉マーク」も要らないと言います。(バスなどの優待券は別だそうですが)
その話を聞きながら思ったのですが、元気な高齢者は皆さん現役の人が多いようです。
そしてその現役の仕事が人から一目も二目もおかれる内容です。
人は他の人から評価されることに敏感になり過ぎているように思います。
自分の生き方を貫き、自分に自信を持つこと。
「するは自分の責任。評価は人の勝手」の気持で生きることは年齢に関係なく大切です。
年を取ると「人間が丸くなる」と言われていましたが、本当は違います。
年を取ると、自己主張が強くなり、人と合わせることや妥協するのが出来なくなります。
それは特に現役の仕事を離れて時から起きるように思います。
現役を離れると自分に対する評価が下がります。
その下がることに対して不満を持ちます。
「俺はすごかったんだぞ」「今だって負けないのだ」という気持が強くなります。
そのような気持ちになるのは仕方が無いことなのかも知れません。
でもカッコ悪いです。
私は今年の誕生日で62歳になります。高齢者と言われる65歳までもうすぐです。
私はカッコいい年寄を目指しています。
それは自分の生き方は自分で決め、周りの評価を気にせず、そして自分がこの世に役立つことをすること。
抽象的な表現になりますが、「凛として生きる」姿こそカッコいいと思います。