今の政界を見ると、国民新党が分裂し、民主党も内紛状態です。
自民党も一枚岩ではありません。
日本が大変な時に何をしているのか、国民が皆そう思っていることです。
政治家が1人1人言っていることは確かに正しいのです。
消費税にしても、郵政問題にしてもそうです。
正しいことを言っても意見が違っています。
問題はミクロの世界で論争に終始していることです。
目の前ことだけだけしか見えていません。
ミクロの世界で正しくても、マクロでみると間違いということが数多くあります。
政治、経済、国防、教育、国の根幹にかかわることの大筋は、ミクロから離れてマクロで論議しなければなりません。
時には、目先のマイナスも踏み越えて進まなければならないこともあります。
国民に関わることは1つ1つ大切です。
しかし、それにとらわれては国を存亡の危機に貶めることになりかねません。
政治家は国のすすむべき方向を真剣に考え、それを国民し示します。
そして非難を受けつつも、それに進んで行く勇気と力がなければなりません。
この事は全ての世界でも言えることです。
経営にもミッション、ビジョンというマクロが求められます。
会社のすすむべき方向と価値を示し、従業員と共に仕事をする。
目先の損得だけで経営していくと、あらぬ方向に行って取り返しがつかなくなります。
どの世界でもトップに立つ者には、必要なのは倫理観、正義感であり、勇気と行動力。