現在、日本はデフレ、不景気という言葉で、なかなか気持も経済も上向きになれないでいます。
一方で企業の手元資金が増え、日本の企業だけでも140兆円を超えたそうです。
その金額は1990年のバブル期以来の高いものです。
大企業の手持ち資金が増えた理由は、経済の先行きが不透明で、事業拡大に慎重なのが大きな理由です。
その中でも、大企業の海外投資は新興国向けを中心に前年比35%増になっています。
国内投資は7%増です。
このような話しを聞くと「もっと社員に還元したらいいのに」となります。
法人税をもっと高くしたらいいのにという声が上がります。
でも、そうなれば益々、企業が海外投資を増やし、極端にいえば本社を海外へ移転することもあり得ます。
そうすれば、また日本の失業率は高くなります。
企業に日本で投資してもらうには、規制緩和、法人税の減税等の経済環境を変えなけらばなりません。
資金を沢山持っているのは、大企業ばかりではありません。
個人、中小企業でも潤沢な資金を持っているところもあります。
私の知っている北海道の中小企業はドル建で100万ドル以上保有しているところもあります。
少し前の資料ですが、日本の個人の金融資産は1400兆円と言われています。
お金のない人は「お金が無い、不景気だ」といいます。
お金持ちはただ黙っているだけです。「金を持っているよ!」とは決して言いません。
法人も個人も変化を見定め、変わる兆候を見つけて、一気に変わる予感がします