内村鑑三が書いた「代表的日本人」(岩波文庫)をご存じでしょうか。
この本は明治時代に日本を紹介するため、外国人向けに英語で書かれた本です。
他に、当時日本人を紹介するために英語で書かれた本は、新渡戸稲造の「武士道」でしょう。
「武士道」が日本人の精神的土壌の紹介であれば、「代表的日本人」はその精神的土壌の上で培われた5人の日本人を紹介しています。
だいぶ以前に聞いた話ですが、50年ほど前に日本の佐藤総理大臣が訪米し、ケネディ大統領に会った時、大統領が「一番尊敬する政治家は上杉鷹山です」と言ったそうです。
その時残念ながら佐藤首相は上杉鷹山を知りませんでした。
ケネディ大統領はこの「代表的日本人」を読んでいました。
この中には二宮尊徳、上杉鷹山、西郷隆盛、日蓮、中江藤樹、の「人」「業績」が書かれています。
内村鑑三は札幌農学校でクラーク博士のもとで学び、その影響からキリスト教徒です。
そのキリスト教徒の内村鑑三が仏教徒の日蓮を紹介しているのが面白いです。
私はこの5人の中で二宮尊徳、上杉鷹山、西郷隆盛が特に好きです。
この書籍「代表的日本人」は稲盛和夫氏から紹介されました。
明日はに二宮尊徳が言った心に残った言葉をご紹介いたします。