以前にも書いたかもしれませんが、人にとって重要なのは、どんな才能より人としての「質」です。
「質」の良い人は、何をやってもうまくいきます。何があっても周りの人が応援してくれます。
私が考える「質」が良いとは
1.親孝行であること
2.真面目であること
3.卑しくないこと
4.謙虚であること
5.約束を守ること
この「質」がベースにあって、明るいとか、行動的だとか、頭の回転が良いとかが付加されて、その人の能力が高まるのです。
この5項目のうち「卑しくない」と言うのは、品格の問題でもあります。
城山三郎さんが書いた小説で「租にして野だが卑でない」と言うのがあります。
国鉄総裁であった石田禮助氏の生き方を書いたものです。
自分の損得から離れた生き方をした人です。この小説は私の好きな小説の一冊です。
先日私のレンタルオフィスを先日退室していった人がいました。
私のレンタルオフィスには起業を志す人、起業した人が多くいます。
退室していった彼もその一人でした。
色々相談に乗りながら、励ましもしたのですが、うまく行かず退室しました。
出る2,3日前まで相談にのっていたのですが退室の日、私の会社のポストに鍵を入ただけの、言葉もない別れでした。
一言「お世話になりました」の言葉があり、「頑張ってね。またいつでも相談にのるよ」と言ってあげたかったのです。
寂しさを感じました。
「一言の大切さを自覚しないと、間違えた方向に行く」事を分かって欲しいと思っています。