8・燃える闘魂
(副題:経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要)
いくらきれいごとを言っても、やはり経営には激しい企業間競争が伴いますから、たとえ従業員が2、3人しかいないという小さな企業であっても、経営者はその従業員を守るため、すざましいばかりの闘魂、闘志を持って、企業間競争に臨まなければ、勝負にもならないと思っています。
元々は柔弱で喧嘩もしたことがない、闘魂のかけらも見受けられないけれども、ひとたび経営者となった瞬間に、多くの従業員を守るために敢然と奮い立つ、そのような経営者でなければ、従業員の信頼を得ることはできません。
どうしてそのような事ができるのか。やはり自分の会社、従業員を守るという強い責任感です。その責任感を経営者が持てば、腹はすわってきます。
最近は、従業員や企業を守るどころか、自らの保身に汲々とする経営者が非常に多くなっております。「命を賭して従業員と企業を守る」という気概と責任感を持った人が経営者になるべきなのです。
(盛和塾会報より)