昨日に続き22日の講演会のお話を書きます。
福島大学教授白石豊さん、天外伺郎さんに続き、今日は西田文郎さんのお話です。
西田さんも数多くの本を書いています。
私も5冊ほど読んだことがあります。
西田さんは「能力開発の魔術師」と言われ、「スーパーブレイントレーニングシステム」を開発し、ビジネス界、スポーツ界、教育界に大きな影響を与えているメンタルトレーニングの国内第1人者です。
西田さんは西田塾の塾長ですが、その西田塾に入塾する費用は1人88万円です。
高いか安いかはその内容でしょう。
西田さんは「大した内容は無いのです」と言う割には、過去何千人という人が入塾しています。
以下は西田さんの言葉です。
成功には、社会から評価される「社会的成功」と人間力を高める「人間的成功」の2つがあります。
その2つの成功を得ることが本当の成功と言えます。
その成功を得る為に大切なのを脳の仕組みを知ることです。
人間の脳は成功いう概念が本当であっても、錯覚であっても肯定的にとらえてしまうのです。
この錯覚を利用して自分の夢を達成させてしまうことが出来ます。
西田さんのこのような思いから「アホの会」が出来ました。
「でっかくて非常識な夢」を描くことが出来るのはアホしか出来ません。
お互いの夢を高める為の会です。
この「でっかくて非常識な夢」を描き行動することは、白石さんが話した「ゾーンに入る」、天外さんが話した「フローに入る」と同じ意味を持っています。
やはり3者同じように人の夢を達成させるには、心理即ち脳に繋がってくるのでしょう。
西田さんはマズローの法則についても言っていました
皆さんもご存じのようにマズローは「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「自我欲求」「自己実現欲求」の5つの欲求段階説を唱えました。
しかし西田さんによるとマズローは最後にもう1つその上の欲求があると言いたかったそうです。
それは「積極的無欲」だそうです。
一生懸命に人間を磨きあげていく最後の姿でしょうか。
その反対が「消極的無欲」で、何もしないでただ生きている状態です。
西田さんはその最後の「積極的無欲」を得るには 人を喜ばせる「他喜力」が必要だと言っています。
その「他喜力」は稲盛さんが言う「利他の心」と同じようなものでしょう。
今回の講演会ではいいお話しを6時間近くにわたり聞きました。
そして皆さんが話された内容はすべて共通しているように思いました。
「本当の事は1つなのだ」という思いをさせらてた講演会でした。